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成長の花(学校だより わかば3月号より)

 明日から3月。3月は『弥生』とも言います。『弥』は『いよいよ』、『生』は『生い茂る』という意味があります。文字どおり、早春が訪れ、寒さ厳しい冬の間じっと耐えていた草花の芽が、暖かな春風に誘われて芽生え始めます。

 3月は、『卒業』『修了』という大きな節目を迎えます。卒業するみなさん、今の学年を修了するみなさん、そして、保護者の皆様、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 

 この一年間、子どもたちは、毎日の学習や様々な行事に一生懸命取り組み、一人一人が成長の花を咲かせました。そして今、草花の芽のように、その歩みを振り返りながら、次の学年に向けての準備をしているところです。ご家庭でも一年間を振り返りながら、お子様の成長を一緒に喜んでいただけたらと思います。暖かな春風になっていただけたらと思います。

 

『 花を支える枝  枝を支える幹  幹を支える根  根はみえねんだなあ 』

 

 これは、相田みつをさんの詩です。子どもたちが成長という美しい花を咲かせることができたのは、一人一人のがんばりはもちろんのこと、ご家族をはじめ、たくさんの方々の励ましや支援があったからです。子どもたちには、自分の成長を振り返る中で、支えてくださった枝であり、幹であり、根っこである人たちの存在に思いを寄せ、『根はみえねんだなあ』と相田みつをさんが言うように、『見えないけれどあるもの』にも心をめぐらせ、感謝の気持ちを大事にして過ごしてほしいと願っています。

 

 最後になりましたが、保護者、地域、関係機関、そして、見えないところで支えてくださった皆様、今年度も本校の教育活動にご理解とご支援をいただき、本当にありがとうございました。職員一同、厚くお礼申し上げます。

学校長 多田 俊朗

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