鶉野飛行場跡地周辺での平和学習を終えて
2年生の生徒たちが、平和学習の一環として、戦争歴史遺産である鶉野飛行場跡地での学習を行いました。
ガイドの皆さんをはじめ、多くの関係者の皆様のご支援とご協力をいただき、とても有意義な学びとなりました。心よりお礼申し上げます。
【生徒たちの感想文(一部抜粋)より】
地元の加西にこんなに大規模な戦争遺跡、軍施設があり、戦争がすぐそこにあったことを改めて強く感じました。飛行場に隣接していた川西航空機で作られた計512機の局地戦闘機紫電と紫電改。これら実戦投入された戦闘機が今の日本の航空技術の礎になったことを思うと、複雑な気持ちになります。何があっても戦争があってはいけないし、今回僕たちが学んだことを後世に伝えていくのが、戦争を知ったものとしての責任だと感じました。
戦争の時代を二度とつくってはいけないと思うし、亡くなった人がどんな未来にしたかったかを考えて、自分たちが心をつないでいって、今生きていられる平和を保っていきたいです。
平和学習をして1番心に残ったのは、特攻隊の人々の遺書です。私たちとほとんど変わらない年齢の方も国のために旅立っていきました。今、この平和な国が保てるように、私は特攻隊の方たちが居たことやその残された家族の思いなど、今日学んだことを忘れずに次の世代へ伝えていきたいです。
今回の平和学習を通して、戦争の裏には兵士たちやその家族、住民たちのとてもつらい気持ちや必死に生きる姿があったのだと分かりました。また、身近にこんなにも当時の様子が残った戦争に関わるものがあったんだと知りました。






2年 2020年12月9日