心のバケツ
九会小学校では、それぞれの学年やクラスにあわせて、
支援学級の先生から「心」についてお話を聞くことがあります。
6年生には、学校の活動を引っ張る最高学年の児童として。
5年生以下は、がまんのバケツについて話を聞きました。
「がまんのバケツ」
人の心には「がまんのバケツ」があります。
「がまんのバケツ」には我慢をするたびに水がたまっていきます。
我慢の水がたまりすぎてあふれてしまうと、
怒ったり、泣いたり、わがままを言ったり、喧嘩になったり、病気になってしまったり、
どうしても我慢できなくなって(朝会のときなど)大事なときに歌ったり笑ってしまう。
そんなことがおきてしまいます。
でもそれって、とてもしんどくて疲れることです。
その「がまんのバケツ」は人によって大きさが違います。
プールみたいに大きな人もいれば、コップみたいに小さいひともいます。
でも、大人になるにつれてどんどん大きくなります。
みんなには、自分の「がまんのバケツ」の大きさと、今どれだけたまっているかを知ってほしいです。
それから、お友達の「がまんのバケツ」の大きさと今どれだけたまっているかを感じてあげてほしいです。
もしも、いっぱいになりそうだったら、お友達や先生に話してみてあふれないようにしてほしいです。
支援学級の教室では、みんなと同じ勉強はもちろん、
心のバケツを大きくしたり、我慢の水がたまらないようにする方法も勉強しています。
また、どんな勉強をしているのか、休み時間に遊びに来て見てくださいね。
また、お家でも、
自分の心の守り方、
必要な我慢、しなくていい我慢、
自分のバケツの水を減らす方法、
ゆっくり話してみてくださいね。