今、全国で起こっているSNS等の事案

今、全国で起こっているSNS等の事案

 夏休みを前に、生徒たちに下記の資料を配付して注意喚起を行いました。

 家庭においても、インターネットやSNSの使用については、情報モラルを守り、安全に使用できるようにご指導をお願いいたします。

 

SNS 実際にあった怖い話  あなたは、本当に大丈夫ですか?

 現在社会において、ネットやSNSは非常に便利なもので、ネットの危険から子どもを守るためにも大人も一緒に取り組む必要があります。未来を生きる子どもたちにとっては切り離すことはできないものです。その反面、その裏には予想もできない大きな危険が隠れており、安全な使い方をきちんと考えることが大切です。各家庭における情報モラル教育の一層の充実をお願いいたします。

 今年は、コロナ禍でネットやSNSを使用している時間が増えています。その傾向は、今後も続いていくことが予想されます。さらに短くなったとは言え、夏休み中は生徒が自由に使える時間が増えることも考えられます。自由に使える時間を、主体的に活用し有意義なものとするために、保護者の方に意識していただきたい現状をお伝えします。ぜひ、ご家庭でお子さんと一緒に考えていただければと思います。

 

【 今、全国で起こっている事案 】

 

事例①:高額課金 「7歳の男子がクレジットカードを抜き取って……」

 7歳の男の子が、親の財布からクレジットカードを抜き取り、スマホゲームに課金。クレジットカードの仕組みは理解していないが、「数字を入力すれば買い物ができる便利なカード」くらいの認識で使ってしまったのかもしれない。

 このような高額課金トラブルは後を絶たないという。課金トラブルにより、現実の友達関係にも大きな影響が出ている事案も報告されています。

 

事例②:いじめ・誹謗中傷 「いじめ動画をインスタに投稿して炎上」

 SNSが登場したことで、新しい形のいじめも増えているという。

 2018年に新潟県のある高校で、女子生徒が男子生徒の顔に生理用ナプキンを貼りつけ、その動画を「Instagram」に投稿。動画はまたたく間に拡散されて炎上し、投稿した女子高生の学校名や名前が暴露されてしまう事例があった。

 SNSでのいじめで多いのは、LINEで裏グループなどを作って、そこで特定の人の悪口を言う仲間外れ系。あとは、LINEのステータスメッセージ欄に悪口を書くようなやり方もよく目にします。一見普通の文言だけど、画面を下までスクロールすると、最後に『あいつムカつく』とか書いてあるんです。 

 Instagramのストーリーズには質問やアンケートを受け付ける機能がありますが、そこでひどい言葉を投げつけたりする事例もあります。

 LINEなどSNSは人間関係をスムーズにしてくれる便利なツールではありますが、使う人によっては人の心を鋭利な刃物のように傷つけてしまう現実があります。

 

事例③:ストーカー被害 「瞳に映った風景から自宅を特定して……」

 アイドル活動をしている女性がネットにアップした写真。その瞳に映っている景色から最寄駅を特定し、自宅までストーカー行為を働いた男が2019年に逮捕された。「TikTok」などの動画投稿アプリが中高生の間でも流行っているが、動画に映り込んだ景色やアイテムから、個人情報や場所を特定することは簡単にできてしまうという。

 静止画の画像はアップする前にしっかりチェックする人は結構多いですよね。しかし、動画だと一瞬の映り込みなどを見逃しがちです。特徴的な建物が映り込んでいたり、背後の机に自分の名前が書いてあるノートが置いてあったり、細かなところからも個人情報の特定につながるので、注意が必要です。

 

事例④:個人情報の漏えい・SNS炎上 「缶ジュースをお酒と勘違いされて……」

 缶ジュースを飲んでいるところをSNSにアップしたある女子高生。「缶がお酒に見える!」とあらぬ疑いをかけられ、第三者に拡散されてしまった。学校に相談後、親とともに警察にも相談して、なんとか事なきを得たという。他にも、アルバイト店員がバイト先での悪ふざけを動画に撮って投稿し、大炎上してしまう騒動も。

 しかし、例えアカウントに鍵をかけていたとしても、誰かがそれをスクリーンショットして外に出したら、ネット上ではあっという間に拡散されてしまいます。限定投稿であったとしても、ネットに一度アップした情報は、一生残る可能性があることは意識しておくべきでしょう。

 フェイクニュースの拡散に加担しないためにも、疑わしい情報は気軽に拡散しない受け手側の配慮も大切です。

 

事例⑤:著作権侵害 「漫画を気軽にアップロードして逮捕に……」

 2010年、愛知県の中学生が漫画作品をYouTubeに無断でアップロードして逮捕された。今でこそよく耳にするような事例だが、YouTubeのユーザーとして初めて、著作権侵害で逮捕された事例だという。

 『ネット上に落ちている情報は無料!』と思っている人も、最近は多いのではないでしょうか。音楽のサブスクリプションサービスは一般化しつつありますが、お金にあまり余裕がない中高生は、YouTubeの音源を抜き取る違法アプリなどを使って音楽を聴く人も多いのが現状です。

 好きなアーティストにお金を還元しなければ、そのアーティストは活動を続けていけないこと。ネット上のコンテンツにも著作権や肖像権というものがあること。そういった社会の仕組みみたいなところから、しっかりと理解しておきましょう。

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