あ・そ・べ(桃子野だより12月号より)
『あ・そ・べ □年□組 1000%!!』
これは、担任をしていた頃の学級のスローガンです。
『あ・そ・べ』は、次の頭文字をつないだものです。
『あ』 … あそび
『そ』 … そうじ
『べ』 … べんきょう
『1000%』は、『したいことも、すべきことも、力いっぱいやろう』という思いを表しています。
『あ』『そ』『べ』のすべての場面で本気になって取り組み、成長してほしいとの願いを込めて、このスローガンを合言葉にしていました。
子どもの活動場面は、大きく分けると『あそび』『そうじ』『べんきょう』の3つになります。そして、それぞれの場面に応じた心持ちで取り組まなければ成果は上がりません。『あそび』の時と同じ心持ちで『そうじ』をするのがよくないことは、言うまでもありません。場面に応じた心持ち・ねらいを意識してベストをつくすことが成長につながるということを伝えようと、子どもたちに関わっていました。
また、子どもたちに呼びかけるだけでなく、自分自身も3つのすべての場面において子どもたちと行動を共にするように努めていました。特に、休み時間は子どもたちと一緒に遊ぶことを心がけていました。子どもと遊ぶのが好きだからというのももちろんですが、それに加え、教師という仕事を一言で言うと『子どもを知り、願いをもち、手立てを講じる』ことであり、『子どもを知る』ことから我々の仕事がスタートするとの思いがあったからです。見せる顔が違う3つの場面すべての子どもの姿・心持ちを知ることで、よりよい関わりができればと…。
もうすぐ冬休みがやってきます。子どもたちが3つの場面それぞれに応じた心持ちに切りかえながら、メリハリのある生活が送れますよう、これまでの皆様の関わりに加え、『あ・そ・べ』も気に留めていただければ幸いです。
学校長 多田 俊朗
2025年11月28日


