「交流」の経験を通して (学校だより わかば7月号より)
1学期も残すところ3週間となりました。6月になって梅雨入りしたものの、日差しがきつくとても暑い日が続いています。外での体づくり等の活動については、短縮したり、取りやめたりする日もありましたが、対外的な行事や交流については、ほぼ順調に行うことができています。
交流に関して言えば、高等部では、5月の下旬に北条高等学校との交流を行いました。中学部では、居住地校交流、小学部では、隣接する下里小学校との交流、居住地校交流を行いました。同年代の児童生徒と日々行っている活動やレクレーションを一緒にしたり、遊んだりする中で子どもたちの普段とはまた違った一面、姿を見ることができます。どの学部も楽しく、交流活動ができています。
交流経験の意義は多岐にわたりますが、一番の効果は「自己肯定感を高めるとともに、互いに尊重し合う態度を育てること」「様々な人と触れ合い、一緒に活動することで子どもたちの視野を広げ、人間性を豊かにすること」だと考えます。また、これらの経験は、他者を理解する態度が育まれ、コミュニケーション能力の向上が期待できます。さらに、自らの思考力や判断力を鍛え、より主体的かつ創造的に学ぶことができる点も大きな効果といえます。
学校の活動には、他校との交流だけでなく、いろいろな場で、いろいろな人と触れ合う機会が多いです。これらの交流を単に体験に終わらず、経験としてとらえ、価値あるも、学びの多いものにしていきたいと思います。
学校長 高見 秀樹
2025年7月1日