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「一瞬懸命」を大切に(わかば6月号より)

 新緑美しい中で過ごした5月が過ぎ、初夏の香りが漂う頃となりました。毎朝、 登校してくる子どもたちを迎えていると、朝の気温が少しずつ高くなっていくのが分かります。5月で気温が30度くらいになる日もあり、早くも熱中症への対策を講じての学習、活動になっています。先日、今年度初めての善防山登山を計画していましたが、気温や湿度等の状況から中止としました。残念に感じた子もあったでしょうが、年間を通して何度か計画をしていますので、楽しみにしてもらえたらと思います。

 5月17日に開催した運動会には、ご家族やご来賓等、多くの皆様にお越しいただき、温かいご声援、拍手を送っていただきました。感謝申し上げます。真剣に取り組む子どもたちの姿から元気をもらっていただけたでしょうか。子どもたちは、練習の成果を発揮し、運動会はスローガン通り「キラキラ笑顔」「なかよしパワー全開」の運動会となりました。

 さて、ある冊子の夢に向かって取り組む子どもたちに宛てた現在プロボクシングジム会長さんの寄稿に印象的な文章がありました。「大切なのは自分を信じて行動を起こすこと。でも一生懸命にずっとがんばり続けるのは結構難しい。…一生がんばろうと思うと疲れてしまうけど、一瞬なら頑張れる。だったら、一瞬を積み重ねてみたら…「一瞬懸命」でいいんだよ。」と。ついつい子どもの取組を評価する時に使ってしまう「一生懸命」という表現、私自身、普段と比べ、本気で物事に打ち込むさまやひたむきさ、頑張りをたたえる言葉として使ってしまうことが多いです。普段の学習や学校生活の中にも子どもたちの「一瞬懸命」、小さな一歩がたくさんあると思います。その瞬間を大切に、見逃さないようにしていきたいと思います。                                                                                     

学校長  高見 秀樹

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