【Tweet青葦(No.15)】『３点固定』に挑戦すべし！（*学校長）

生徒の皆さんへ　（*7/20全校集会の話から）
　『３点固定』とは、１日のスケジュールのうち、『起床時刻』『家庭学習開始時刻』『就寝時刻』の３つの時間を毎日固定する(同じ時刻にする)という、生活習慣の考え方です。
　なぜ、３つの時間を固定するといいのでしょうか。まずは『起床時刻』と『就寝時刻』を固定するのは、健康的な生活の土台である“睡眠時間を確保する為”です。これは、３つの時間の中で特に重要なものです。そして、『家庭学習開始時刻』を固定するのは、“毎日､家庭で勉強することを習慣化する為”です。　
　『家庭学習開始時刻』が決まっていないと、「もう少しテレビを見てから…」と、他の誘惑に負けてしまい、勉強を後回しにしがちです。そして結局、「もう夜が遅いし、疲れたから･眠いから今日の勉強はやめよう」「明日やればあいいや…」と、勉強しないまま寝てしまうことになります。また、休日だからといっても、勉強しない日がずるずると続かないように、決めた時間には机の前に座りましょう。（何事も慣れるまでは大変だが習慣化したらヘッチャラです！）
　「勉強開始時刻を決めなくちゃいけないのはわかったけど、勉強終了時刻は決めなくていいの？」と思った人もいるでしょう。もちろん、「何時まで勉強する」と、４つめの固定時間を決めても構いません。ただ、帰宅後から就寝までの限られた時間の中で、習い事があったり、ボーッと思索にふける事(一日の振り返りとしての自主ノート･日記等の記入)や、翌日の時間割を確認するのも大切な時間です。だから、『勉強終了時刻』や『勉強時間』はあえて決めず、毎日の宿題と復習、明日の予習を行い、気分がのった日は少したくさん勉強して、疲れているときは早めに切り上げるのも良いかなと思います。また、時に、疲れて集中力が落ちているのに無理やり机に向かって、漫然と勉強時間だけを積み重ねても、あまり意味はありません。ただし、疲れていても決まった時間に勉強を開始し、できるところまでがんばってみることが大切なのです。ぜひチャレンジしてみてください！

　　　令和2年7月20日(月)

加西中学校長　植田　正吾

 

　2020年7月20日