全校朝集の話から㉝(耳をすませば)

全校朝集の話から㉝(耳をすませば)

 先週、公立高校の一般入試(3月12日)がありました。今週は卒業式(17日)、そして合格発表(19日)があります。やるだけのことはやったわけですから、あとは結果を待つだけです。

 中3の進路を考えるとき、スタジオジブリの映画「耳をすませば」を思い浮かべます。中3の主人公が自分にどこまでできるかを確かめるため、小説を書くことにチャレンジするのですが、書き終わった後、「書きたいだけでは駄目、もっと勉強しなくては」と高校進学を決意するところがあります。また、中学生で小説家になった鈴木るりかさんの「私を月に連れてって」の中にも、主人公の友人が、高校なんか行きたくないと言っていたのに、自分の無知を自覚して、高校へ行くと決意する場面があります。

 何のために学ぶのかを考え自覚すると、どのように進むべきか道が見え始めます。自分がこれから生きていく上で、豊かな人生を送るためには、いろんなことを学び、いろんな可能性を身につけていくことが大切です。

 3年生の皆さん、卒業してからも学ぶことは続いていきます。これからもしっかり勉強してください。

 ちなみに「耳をすませば」の10年後を描いた実写映画が昨年の公開予定から、コロナ禍の影響で公開未定になっています。

 (3月15日の話から)

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