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1年をしめくくる(学校だより わかば12月号より)

 忙しく 時計の動く 師走かな  (正岡 子規)

 11月に入ってもしばらくは暖かい日が続きましたが、最近は冬が近づきつつあることを肌身で感じられるようになり、いよいよ師走12月がやってきました。「終わりよければ、すべてよし」という言葉がありますが、「最後に何とかしよう」ではなく、「大変なこともあったけれど、それらへの取組の積み重ねが今のよい結果につながっている」という意味合いを大切にしたいものです。

 

 4月より子どもたちは、運動会、校外活動、トリムランニング大会など、様々な行事を通して学んできました。そして、土台となる日々の活動にも、一生懸命取り組んできました。これらの積み重ねが、一人一人の「できるを伸ばす」につながっています。

 

 私たち教師も、研修を積み重ねながら教育活動に取り組んでいます。「振り返りとそれをもとにした次の準備」を繰り返しながら進めています。その一つが「研究授業」です。同学部だけでなく、他学部の授業を相互に参観するという研修です。お互いの授業を見合うことで、どのような授業改善が必要か、また、学部間をどのようにつないでいくのが効果的かを考えることが目的です。子どもたちの卒業後を見据えたよりよい教育活動の創造を目指して歩み続けています。

 

 正岡子規が詠んでいるように何かと忙しい師走ですが、慌てることなく地に足をつけて、一日一日を大切に積み重ねながら今年1年をしめくくりたいと思います。

 令和6年も、本校の教育活動へのご理解、ご協力を賜り、ありがとうございました。

学校長  多田 俊朗

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