愛情・絆・自立(学校だより わかば7月号より)
早いもので1学期も終盤となりました。節目の時期を迎え、職員一同、子どもたちと向き合う時間をこれまで以上に大切にして、子どもたちの『できる』を伸ばすことに力を注いでいるところです。
さて、先日実家に帰った時のことです。今年も軒先にツバメが巣を作っていました。私が子どものころから何十年も同じところに巣を作っています。「ひな鳥が落ちないように」「糞が落ちてこないように」と、毎年、家族でにぎやかに話しながら、巣の下に釘や針金で板を取り付けていた時のことを思い出しました。
ツバメの子育て、親子の姿は何とも微笑ましく、見ている私たちは自然と笑顔になります。親鳥は餌を求めて巣を飛び立ちます。ひな鳥は親鳥の帰りを信じて待っています。やがて親鳥は餌をくわえて帰ってきます。ツバメの親子は、言葉はなくとも固い絆で結ばれています。もしかしたら、ツバメにも言葉があるのかもしれませんが・・・。
『親の愛情』『親子の絆』『子の自立』は、本校の教育活動も同じです。今後もツバメの子育てをお手本に、『親』を『学校・教師』に置き換え、子どもたちの自立に向けて日々寄り添い、支えていきたいと思います。
学校長 多田 俊朗
2024年7月1日