教育方針・学校運営
(1)学校教育目標
明日に向かって きらきら瞳 輝く子
~「みつける子」・「ほほえむ子」・「じょうぶな子」を目指して~
- めざす学校像
- ①児童が様々な人々とのつながりを大切にしながら、自分の夢や目標に向かってチャレンジし続ける学校
- ②教職員が心通わせ合い、学び続ける学校
- ③保護者や地域から愛され信頼される学校
- めざす児童像
- ◎「みつける子」…学習や生活を通じて、いろいろなことを自分でみつけることができる子
- ・非日常が生じる、不安やストレスの多い社会においても、夢や目標をしっかりもてる子
- ・勇気を出して、新しいことに自分から積極的に関わっていくことができる子
- ・「わくわく感」をもって、自分の思いや考えを表現し、創造できる子
- ◎「ほほえむ子」…友だちや周囲の人に、思いやりをもって優しくほほえむことで、つながりを大切にできる子
- ・気持ちの良い挨拶をして、自分から積極的に人と交わろうとできる子
- ・友だちの良さを認め、「ふわふわ言葉」を意識して使ったり、つながりあって考えを深めたりすることができる子
- ・自分を支えてくれる人々の存在をいつも忘れず、使命感をもって心を奮い立たせたり、 感謝の気持ちを表現したりできる子
- ◎「じょうぶな子」…自分の体と心を、自分で守ることができる子
- ・感染症に負けず、対策をしっかり行いながら、心身ともに健康で、向上心を持って、自分のために努力し続けることができる子
- めざす教師像
- ◎学び続けることができる教師
- ・使命感や倫理観に心を奮い立たせ、積極的に人の話を傾聴したり、書物に親しんだりして、研修に努めようとする教師
- ・自分の言動や実践に奢ることなく、常に謙虚な姿勢で課題や問題点を見いだし、よりよい授業や学級づくりに向けて、模索し続ける教師
- ・時代や社会の要請を真摯に受け止め、柔軟な思考で新しい教育方法や活動に挑戦できる 教師
- ◎豊かな人間性を有する教師
- ・人としてあるべき姿を示しながら、児童と真に向き合うことができる教師
- ・児童の人権を大切にし、適切な評価言を与えることができる教師
- ・保護者や地域の願いをしっかり受け止め、真摯な対応に努め連携を深めることができる教師
- ◎心通わせ合うことができる教師集団
- ・一人で悩みを抱え込まず、同僚と積極的に対話できる教師
- ・積極的に授業を公開してアドバイスを求めたり、自主研修への参加を誘ったりできる教師
- ・一人一人の能力や良さを認め合い、相互に協力し合う職場環境づくりに努められる教師
- ・ワークライフバランスのとれた働き方を意識し、心にゆとりをもてる教師
(2)学校経営方針
- ①安全安心で、楽しい学校づくりを推進する。
- ・愛と信頼に基づき、人間的なふれあいを大切にした教育活動を行う。
- ・子どもも教職員も「今日も学校に来てよかった」と思える毎日になるよう努力する。
- ・個々の児童をよく理解し、その個性の伸長を図る。
- ・秩序と思いやりのある児童集団、学級集団を育成する。
- ・交通安全教室や防災訓練等により、教職員、児童共に危険予知能力、危機管理能力を向上させる。
- ・安全点検や指導を定期的に行い、事故やけがの防止に努める。
- ②こころ豊かな人間性の育成に努める。
- ・芸術に親しむ機会を設けたり、草花の栽培・飼育活動をさせたりして、児童の豊かな情操を養う。
- ・地域人材や専門機関を積極的に活用して探究学習を行い、地域を愛する児童を育成する。
- ・高齢者や加西特別支援学校の児童との交流を推進し、理解を深める。
- ・道徳教科書や「兵庫版道徳教育副読本」を活用し、道徳教育を充実させる。
- ・児童会活動や異学年交流を通して、主体性や社会性を育む。
- ・ねばり強く、力いっぱい取り組むことを大切にする。
- ・地域や家庭と連携しながら、加西っ子の生活習慣“あ・い・う・え・お”運動を呼びかける。
- ③命と人権を大切にし、共に生きる心を育てる。
- ・身近な差別や偏見に気付き、公平・公正な態度を養うように努める。
- ・児童の自己概念についての研修を深め、児童の自尊感情を高めるように努める。
- ・お互いの個性を認め合い、生き生きと自己を表現できるように努める。
- ・教育相談の充実とスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用を図る。
- ④確かな学力を身につけさせる。
- ・主体的創造的な学習や、読書活動を充実させ、自学自習の力を育てる。
- ・よく分かる楽しい授業の創造に努め、基礎的・基本的事項の定着を図る。
- ・対話的で深い学びのある学習過程を大切にし、共に学ぶ喜びを感得させる。
- ・体験学習等多様な学びの機会を工夫する。
- ・全国学力・学習状況調査の結果を活用し、課題の改善に向けて、指導方法を工夫する。
- ・一人一台端末の円滑な利活用を図り、他者と交流しながら創造的な学習に取り組ませる。
- ⑤たくましい心と体を育成する。
- ・体を動かす楽しさを味わわせ、健やかな心と体を育てる。
- ・自分の体を意識して、感染症対策も十分行わせ、健康保持に努めさせる。
- ・家庭や地域と連携して食育指導を行う。
- ⑥地域と共に歩む、開かれた学校づくりを推進する。
- ・積極的に情報発信し、家庭や地域への協力を求める。
- ・保護者や学校評議員による学校関係者評価を実施し、要望や願いを反映しながら、学校運営の組織的・継続的な改善を図る。
- ・学校の教育活動への地域の人々の参加を推進する。
- ・地域行事への積極的参加を呼びかけ、地域への愛着やふるさと意識を醸成する。
- ⑦教職員の専門性と実践的指導力の向上を図る。
- ・積極的に授業公開し、相互に助言し合って、教育効果を高め合う。
- ・児童一人一人の特性を的確に把握し、個性を尊重した指導を行う。
- ・ICT機器の効果的な活用を含めた授業改善や授業展開を工夫する。
- ⑧幼小連携・小小連携・小中連携・小特連携を推進する。
- ・自然学校や行事の交流を推進し、中学校区の小学校との連携を強化する。
- ・「出前授業」や中学校での「体験授業・活動」を実施し連携を推進する。
- ・加西特別支援学校との交流を推進し、他者を思いやり大切にする心を醸成する。
- ・オープンスクールや研修会等を通して、学習指導や生徒指導における教職員の連携を推進 する。
(3)令和4年度下里小学校の取組
~明日に向かって、「みつける子・ほほえむ子・じょうぶな子」が育つ学校づくり~
- ①児童の学力向上への取組
- ・教育課程の適切な実施と管理による授業時間数確保
- ・主体的対話的で深い学びを実現する学習過程の確立
- ・加西STEAM教育やSDGsに向けた取組の推進
- ・プログラミング教育によるプログラミング的思考の習得
- ・児童生徒支援教員による同室指導や取り出し指導の工夫
- ・兵庫型学習システムやスクールサポーター事業を効果的に活用した、個に応じたきめ細かな学習指導の充実
- 評価の工夫による学習意欲の向上や自学自習の習慣形成
- 全国学力・学習状況調査結果の活用
- ②食育の推進
- ・発達段階に応じた食生活に関する正しい知識と望ましい食生活を身につけるようにする。 そのため、給食を教材として活用する一方、家庭や食料生産に関する専門家を含む地域の協力を得た食育の実践を主とした取組を推進していく。
- ・食に関する指導の「全体計画」の見直しと推進
- ・給食指導、「早寝・早起き・朝ご飯」の奨励
- ③教師の指導力向上への取組
- ~みんなが「つながる」「活躍する」「のびる」全員参加型授業を通して~
- ・授業の指導方針 「下に閉じて上に開く」→ 論理的思考力・自己判断力・実践力の育成
- 「下に閉じる」…誰もが授業に参加できるよう、ズレを表出する時間や、クラスの問いを設定することで、全員を学習の舞台にのせる。
- 「上に開く」…全員が学習の舞台にのった上で、集団解決並びに活用問題に挑戦し、各個人に応じた個々の伸びを促す。
- ④人権教育の推進
- 本校の人権課題やその背景を明確にし共通理解しながら、児童や教職員の自尊心を育み、人権意識を高め人権感覚を豊かなものにしていく。そして、自分と同じように他の人も大切にできる児童の育成に努める。
- ⑤読書活動の充実
- ・朝の10分間読書の充実とともに、市立図書館や「ぶらんこの会」(読み聞かせボランティア)との連携などで読書活動を啓発し、読書力と豊かな人間性の向上を図る。
- ・蔵書数を充実させることで、本への親しみや魅力を実感させる。
- ⑥保護者・地域との連携による教育活動の改善・充実
- ・オープンスクールの実施
- ・自己評価及び学校関係者評価の実施と公開
- ・地域と連携した教育活動の推進(農林水産技術総合センター、営農組合、善防公民館、 老人クラブ等)
- ⑦特別支援教育の充実
- ・保護者・関係機関と連携した支援教育を推進する。
- ・特別支援学級の児童の教育効果を高める取組を工夫し、他の児童と円滑に学校生活を送れ るようにするための環境を整える。
- ⑧関係機関との連携・協調による子育ての推進
- ・学童保育との児童・保護者に関する情報共有
- ・認定こども園等との円滑な接続
- ・小・中連携の推進(乗り入れ授業、中学校体験等)
- ・特別支援学校との連携推進(定期的な交流活動等)
- ・市地域福祉課や「ねひめカレッジ」を活用した、配慮の必要な児童・保護者への関わりの推進
- ⑨感染症対策の徹底
- ・自分の体は自分で守る意識の高揚
- ・健康観察の徹底及び手洗いや咳エチケットの指導
- ・相談機関や専門家を活用した心のケア