昨今、大阪教育大学附属池田小学校で起きた児童殺傷事件を始め、登下校の途中で被害に遭うなど、児童が犠牲になる事件が各地で多発しております。先日も、広島県と栃木県において、下校中の小学生が殺されるという痛ましい事件が発生しました。加西市においても、この種の事件に発展しかねない類似の事案が散発しており、子どもを取り巻く環境は、厳しい状況にあります。そんな中、加西市ではワッショイスクール事業を立ち上げるなど、学校内における児童の安全確保については一定の前進が見られます。しかし、学校外(特に登下校)における児童の安全確保については大きな不安を持っています。今や、児童自身に不審者から身を守る指導をするだけでは子どもの安全を確保することができない時代になったと感じております。家庭や地域の方々のご協力をよろしくお願い致します。
学校では、これまでのワッショイ・スクール事業をさらに発展させて、学校と家庭・地域の人々が協力して、児童の安全を確保したいと考えています。地域の方で、趣旨に賛同いただき、協力して下さる「協力員」を募集しております。週に1日でも、1時間の参加でも結構です。協力員になっていただける方は、是非ご連絡下さい。ご理解ご協力のほどよろしくお願い致します。
協力員の仕事
- ○学校へ来て、校庭・学校の周辺を巡回する。(いつでも、来れるときに)
- ・実施は学校の授業日で児童が学習している時間に実施する。
- ・不審者に遭遇した場合は、暴漢と戦うのでなく、大声や笛、防犯ブザー等で周りに知らせる。
- ○児童の登下校の時間帯に通学路で散歩などをして声かけをする。
- (学校から下校する時刻は学年によって異なりますが、午後2~4時です)
- ○報償費、謝礼はありません。少額ですが保険に加入しています。
これまでのワッショイ・スクール事業実施状況
- ・現在43名の「協力員」を2班に分けて、隔週ごとにお願いしています。
- ・10時と13時頃に、巡回して頂いています。
- ・1日に少なくても3人~4人、多い時には10人もの人が来て下さいます。
- ・子どもたちが遊んでいる様子をじっと見守り、元気がもらえると喜んで下さる方もあります。
- ・子どもと一緒に、遊んで下さる方もあります。
- ・家の周りで散歩をしていたが、散歩コースを学校に変え、役に立てて嬉しいと言って下さる方もあります。
- ・控え室でお茶を飲みながら、くつろいで下さる方もあります。
(控え室を地域の憩いの場にできたらいいのにと思っています) - ・忙しい中、子どものためにと来て下さった方もあります。
これから発展させたいワッショイ・スクール事業
- ○散歩やジョギングはできるだけ児童の登下校時刻にあわせて通学路でして頂き、声かけ(あいさつ)活動等をお願いします。
- ○児童の登下校の時刻に通学路に出て、声かけ(あいさつ)活動等をお願いします。
- ○一人で遊んでいたり、暗くなるまで遊んでいる子どもには一声かけて下さい。
- ○学校の周辺や通学路で、子どもの周辺をうろつく不審な人や車を見かけたら、人相、着衣、車のナンバー、車の色等をメモして、警察に通報して下さい。
(学校にもお願いします)
※これまでの活動の充実と同時に学校外の活動を発展させたいと考えています。