【Tweet ”らかん”(No.12)】長く競技を続けてこれたのは…?(*学校長)

【Tweet ”らかん”(No.12)】長く競技を続けてこれたのは…?(*学校長)

 

生徒の皆さんへ(10/17全校朝集の話より)

 今回紹介するのは、『三宅 奈緒香 さん』〈加西中学校 平成18年3月卒業(第46回生)〉(現在:住友電工陸上競技部 短距離主将)です。

 昨日開催された「第11回日本記録挑戦会 住友電工陸上フェスタ2022」を最後に、中学生から始めて大学まで10年間の部活動、住友電工に入社して(区切りの)10年目を迎えた競技者人生にピリオドを打ちました。数々の大会に応援(2019年度はリレー女子日本代表に選ばれ、主にアンカー(第4走)として、数々のレースに出場)に行きましたが、一番印象的だったのは『世界リレー2019(横浜大会)』です。特殊種目4×200mRではありますが、第2走を任され力走し、見事に1’34″57という日本新記録をマークしました。(*現在も日本記録保持者です!)

 中学時代の彼女の印象はというと、「ストイックに競技に向き合い、ピリピリ感漂う…」 では全くなく、元々走るのが好きな女の子でしたが、同じぐらい友達とおしゃべりするのが大好きな、友だち思いで、誰に対しても明るく優しく接する、元気な女の子でした。競技面では、共に頑張る仲間を大切にし、誰よりも大きな声で応援し、仲間が“自己新”を出したら、男女関係なく満面の笑みで迎え入れる生徒でした。一方、自分の走りに対しては、自分を応援してくれる仲間が喜んでくれるから・喜ぶ仲間の顔が見たいから頑張っていると語る生徒でした。ただ、スタート時の集中力は素晴らしく、さっきまで競技仲間等とケラケラ笑っていたのに、さっと切り替えのできる生徒でもありました。(*でもスタートは中学時代から苦手で…、当時の指導者が悪い!?  はい、私ですゴメンなさい…)
 陸上部の卒業文集には、「三年間部活動をして、とても苦しい時もあったけど、最後まで続けられてよかった。熱心なご指導のおかげで、東播・県大会に出場することができたし、何より毎日の部活動がとても楽しかった。全国大会に出場するのが夢だったけど…。高校でその夢を実現できるように、これからも頑張ります!」と力強く綴ってくれました。その後、高校3年生では、埼玉インターハイ出場、大学では全日本インカレ出場、社会人でも日本選手権・全日本実業団等に出場と、数々の全国大会に出場し入賞を果たしました。見事に、中学校卒業時の夢を果たしています。

 そんな彼女の引退レースを見守り、帰りの車の中で『なぜ彼女は20年間も競技を続けてこられたのか?』『なぜ彼女は皆から愛され信頼されているのか?』を考えました。すると、陸上競技の原点となった“中学生時代”から変わらぬ『3つの心の強さ』に気付きました。その3つとは…、

 

 (1) “素直な心” (2) “感謝の心” (3) “謙虚な心” です。

 

 部活動や様々な競技を頑張る皆さんも、前に挙げた3つの心、自らに問いかけてみてください。

北条中学校長 植田 正吾

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