6年生は、「多文化共生」をテーマにした探究学習を進めています。
加西市を、外国人の方ももっと暮らしやすい町にしたいという思いから、「共生シティ加西」のデザインをゴールに、さまざまな活動に取り組んでいます。
9月16日(火)には、入国在留管理局の方を講師にお迎えし、「やさしい日本語講座」を受講しました。講師の先生からは、入国監査員の仕事や外国人住民へのサポートについて教えていただきました。「やさしい日本語って、むずかしい…」という声もありましたが、「大切なのは、相手に合わせること」「何度も伝えることが大事」と、コミュニケーションの本質について学ぶことができました。
9月25日(木)、アメリカ、ベトナム、ネパール、ブラジル、タイなど、多国籍の外国人住民の方々をゲストにお迎えし、インタビューを行いました。子どもたちは、外国人住民の皆さんが日々感じている「困りごと」や「願い」について調査することを目的に、事前に考えた質問を「やさしい日本語」を意識して伝えようと一生懸命取り組みました。初めは緊張した様子も見られましたが、ゲストの皆さんが一つ一つの質問に親身に答えてくださったことで、子どもたちは安心して関わることができ、貴重な学びの時間となりました。最後には、握手をしたり、サインをもらったりと、すっかり打ち解けた様子も見られ、関わることの楽しさや喜びを実感することができました。
来月には、リニューアルされた「アスティア加西」のグローバルセンターを見学する予定です。今回の交流を通して得た気づきをもとに、子どもたちは「自分たちにできること」や「課題解決に向けた取り組み」について考えを深めていきます。
6年生 2025年9月26日