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見えないものを育む(学校だより わかば6月号より )

 新緑の季節からじめじめとした季節へと移り変わろうとしています。雨に負けじと、子どもたちの元気な声が校内にこだましています。

 

 さて、梅の実が熟す頃に降ることから、この時期に降る長雨を梅雨と言います。梅雨は梅の実を熟れさせ、収穫の時期を教えてくれます。そして、梅雨に打たれた梅の実ほどよい梅干しになるそうです。熟すほど糖分が増し、香りもコクも出るので、梅の収穫はタイミングが大切なのだそうです。

『桃栗3年、柿8年、梅は酸いとて13年』 (諸説ありますが・・・。)

と言いますが、このことわざに見るように、梅は実をつけるまで他の果実より長い時間がかかります。

 

 子どもたちの成長も同じように時間がかかります。しかし、一人一人が着実に成長していきます。すぐには現れず、目には見えにくいかもしれませんが、成長に向かって子どもたちの中で育ちつつあるものを感じ取り、大切にしていきたいと思います。引き続き、職員一同、子どもたちに寄り添い、支援していきたいと思います。ご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

 

学校長  多田 俊朗

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