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光明(学校だより わかば1月号より)

 子どもたちの素敵な笑顔に包まれて3学期がスタートしました。3学期は、学年のしめくくりをする大切な節目となります。一日一日を大切にし、44人の子どもたちが、健康で充実した学校生活を送ってくれることを願っています。

 

  ところで、『自分にとって自分自身は最も遠い存在である』という言葉を聞かれたことがありますか。「自分の顔を見たことがありますか?」と尋ねられると、「毎日のように見ています」と思われるでしょう。確かに、自分の顔は、鏡や写真を通して見ることができます。しかし、自分の眼で自分の顔を直接見たという人はいないでしょう。誰よりも身近でありながら遠い存在、それが自分なのかもしれません。

  安積 得也(あずみ とくや)という方の『光明』という詩があります。

 

自分の中には 自分の知らない 自分がある
みんなの中には  みんなの知らない みんながある
みんなえらい みんな貴い みんな みんな 天の秘蔵っ子

 

 この詩は、人間の中には、自分でさえ気付かない可能性や能力がつまっているということを教えてくれています。12月の学習発表会では、子どもたちのがんばり、自分なりの花を咲かせている姿を目にし、この詩のとおり、『子どもたちの可能性って、力って、本当にすごい』と感じ、胸が熱くなりました。

 

 これからも、子どもたちのチャレンジを応援しつつ、壁にぶつかりチャレンジをあきらめてしまいそうになった時、子どもたちといっしょにこの詩を思い出したいと思います。『よりそって、あわてずに』『自分なりの花を咲かせた成功体験』『3つのほめどころ』『失敗を乗り越えたら成功』と、ともに・・・。

 子どもたちが自分のもっている可能性や力に気付き、できることを増やしてほしいと願い、本年も、教職員一同、精一杯応援していきたいと思います。今後とも、本校の教育活動に、ご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

 

学校長  多田 俊朗

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