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自分なりの花を(学校だより わかば10月号より)

   小さきは 小さきままに 

      折れたるは 折れたるままに 

               コスモスの花咲く

 

 しいのみ学園の創設者 曻知三郎先生が詠まれた歌です。

 

 秋を迎え、様々なところで、季節の草花を目にします。日頃、何気なく見ていますが、よく見ると、小さな花も大きな花も、しっかりと咲いています。風に吹かれ、雨に打たれ、茎が折れ曲がっても、それぞれが、たくましく、そして、しなやかに咲いています。そのけなげな姿には、いつも心を引きつけられます。

 

 人も同じです。一人一人が自分らしさを大事にして、自分にできる精一杯のことをしている姿は尊いものです。

 

 本校では、毎日の校内での学習に加え、多くの体験学習を行っています。子どもたちに、この体験から学んでほしいこと、生かしてほしいことは、「やればできる!」という成功体験による自信、そして、「次もやってみよう!」というチャレンジ精神です。10月には、『宿泊学習(小)』『自然体験活動(小5・6、中)』『校内実習・職場実習(高)』が計画されています。子どもたちは、様々な体験の中で自分の役割に精一杯取り組み、やり遂げ、キラキラと輝いてくれることでしょう。このような体験を糧にして、これからも、できることを増やし、自分なりの花を咲かせてほしいと願っています。

学校長 多田 俊朗

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