【Tweet青葦(No.14)】強さの秘訣は”明るく素直で前向き!”(*学校長)

【Tweet青葦(No.14)】強さの秘訣は”明るく素直で前向き!”(*学校長)

生徒の皆さんへ (★7/13全校集会の話から)
 『先輩に学ぶ』の第3弾!今回紹介するのは『三宅 奈緒香 さん』〈平成18年3月卒業(第46回生)〉(現在:住友電工陸上競技部 短距離主将)です。

 昨日開催された「第88回兵庫陸上競技選手権大会」において、女子200m優勝しました!(女子100mの部は一昨日に神戸市に大雨警報が発令され8/9に延期:大会6連覇に期待!) 今年も“兵庫一”足の速い女の子です!

 【*みんなで拍手!:伊丹市まで届いたかなぁ…!?】
 元々今年は東京オリンピックイヤーでした。陸上界での最大の関心事は『男子4×100mリレーでの金メダル獲得なるか!?』でした。(前回のリオ五輪は銀メダルゆえ…)
 一方女子は、オリンピック出場を目指して、2年前から女子短距離の強化を図るためのプロジェクトが始まりました。皆さんの先輩である三宅さんも、強化選手の一員として選ばれました。昨年はリレー女子日本代表に選ばれ、主にアンカー(第4走)として、数々のレースに参加しました。『世界リレー(大阪大会)(長居陸上競技場)には、先生も応援に行きました。また『世界リレー(横浜大会)では、特殊種目4×200mRではありますが、第2走を任され力走し、見事に1’34″57という日本新記録をマークしました。(*日本記録保持者です!)

 中学時代の彼女の印象はというと、「ストイックに競技に向き合い、ピリピリ感漂う…」 では全くなく、元々走るのが好きな女の子でしたが、同じぐらい友達とおしゃべりするのが大好きな、友だち思いで、誰に対しても明るく優しく接する、元気な女の子でした。競技面では、共に頑張る仲間を大切にし、誰よりも大きな声で応援し、仲間が”自己新”を出したら、男女関係なく満面の笑みで迎え入れる生徒でした。一方、自分の走りに対しては、自分を応援してくれる仲間が喜んでくれるから・喜ぶ仲間の顔が見たいから頑張っているという生徒でした。
 ただ、スタート時の集中力は素晴らしく、さっきまで競技仲間等とケラケラ笑っていたのに、さっと切り替えのできる生徒でもありました。(*でもスタートは中学時代から苦手で…、当時の指導者が悪い!? はい、ゴメンなさい)
 陸上部の卒業文集には、「三年間部活動をして、とても苦しい時もあったけど、最後まで続けられてよかった。熱心なご指導のおかげで、東播・県大会に出場することができたし、何より毎日の部活動がとても楽しかった。全国大会に出場するのが夢だったけど…。高校でその夢を実現できるように、これからも頑張ります。」と力強く綴ってくれました。
 その後、高校3年生では、埼玉インターハイ出場、大学では全日本インカレ出場、社会人でも日本選手権・全日本実業団等に出場と、数々の全国大会に出場し入賞を果たしています。見事に、中学校卒業時の夢を果たしています。(*先生は長く競技を続けてくれている事が何より嬉しい!です。また指導者を引退してからは教え子の“追っかけ”として全国各地の競技場に出没しています。(笑))
 また機会があれば、皆さんに直接話をして欲しいと願っています。あらためて彼女の強さの秘訣・今も競技を頑張り続けている秘訣は、『明るく素直で前向き』な“素敵な女性”《昨日メールで本人が、こう紹介してと依頼あり(笑)》だから! だと思います。

  令和2年7月13日(月)

加西中学校長 植田 正吾

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