全校朝集の話から㉕(1.17を忘れない)

全校朝集の話から㉕(1.17を忘れない)

 お早うございます。

 昨日、阪神・淡路大震災から26年を迎えました。

 1995年(平成7年)1月17日(火曜日)、午前5時46分、淡路島北部を震源にマグニチュード7.2、震度7の大地震が発生しました。6,434人もの尊い命が失われ、被害総額が10兆円、住宅被害が64万棟にものぼる大災害となり、「阪神・淡路大震災」と名付けられました。木造の家は跡形もなく崩れ、神戸ではビルが横倒しになったり、下の階が上の階に押しつぶされたりしました。また、阪神高速道路の高架が635mにわたって横倒しになり、バスがぎりぎりのところで止まっている写真が報道されました。そして、あちこちで火災が発生し、長田区では3日間燃え続けました。

 加西市でも震度4の揺れがあり、私はその揺れで目が覚めました。

 毎年1月17日には追悼行事が行われていますが、今年は「緊急事態宣言」下で、縮小して行われています。

 「神戸ルミナリエ」は阪神・淡路大震災の記憶を次の世代に語り継ぐ行事として毎年12月に行われています。犠牲者への「送り火」として、また復興への希望を託して始まったものです。残念ながら、昨年はコロナ禍で中止になりました。

 兵庫県のマスコット「はばタン」は1月17日が誕生日で、震災から復興するフェニックスをデザインしたものです。

 さらに長田区には震災復興と地域活性化のシンボルとして、鉄人28号」の巨大モニュメントが創られています。三宮駅周辺には、今も5時46分で止まったままの時計がモニュメントとして残されています。

 それでは、阪神・淡路大震災から26年を迎え、犠牲となられた多くの方々のご冥福を祈り、哀悼の誠を捧げるとともに、安全で安心な社会をつくる決意を表すために、黙祷を行います。

(1月18日校内放送の話から)

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