全校朝集の話から⑳(修学旅行を終えて)

全校朝集の話から⑳(修学旅行を終えて)

 11月13日(金)から15日(日)まで、3年生は2泊3日の修学旅行に行きました。ウィズコロナでGOTOキャンペーンなど行われている最中ですが、修学旅行は稀(まれ)なことだということがよく分かりました。修学旅行の団体に出合うことがほとんどありませんでした。おかげで平和祈念像の集合写真では待つこともなく、原爆が投下された11:02分に流れる「原爆許すまじ」のメロディを聴きながら3年生全員が黙祷を捧げることができました。

 平和祈念像といえばハトの糞や劣化が激しく汚れているイメージでしたが、きれいに塗り直してあるのがよく分かりました。天を指す右手で原爆の脅威を、水平に伸ばした左手で平和を表しているそうです。

 それから、永井隆記念館では貸切状態で見学できました。ここの館長さんは永井隆さんのお孫さんで、昨年、一昨年と泉中学校で平和学習の講演をしていただきました。ちょっと挨拶をしておこうと受付で話をすると、今日はお休みとのことでしたが、絵はがきと「原子雲の下に生きて」の本をいただきました。絵はがきは急いで掲示物にして3年生の靴箱前に掲示しています。

 最終日は福岡県の大刀洗(たちあらい)平和記念館に行きました。ここはかつて陸軍の飛行場があった場所です。館内には零式艦上戦闘機の模型と、博多湾から引き上げられた本物が展示してあります。なんと鶉野にある紫電改の模型や格納庫は、この大刀洗平和記念館がモデルだったのです。加西市から視察に来ていたのです。係の人から鶉野はどうなっていますかと尋ねられ、冊子やDVDをいただきました。縁というものをすごく感じました。

(11月24日の話から)

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