全校朝集の話から⑰(合唱と言葉)

全校朝集の話から⑰(合唱と言葉)

 今日は2つのことを話します。

 一つ目は音楽祭についてです。先週リハーサルが行われたので、全クラスの合唱を聞かせてもらいました。今週の頑張り次第で、もっとよくなると思いました。3年生は難しそうな曲にチャレンジしてくれています。2クラスとも、曲の出だしで惹きつけられてしまいました。3年生は声がよく響いています。1.2年生は大きな声は出ていますが、共鳴というか響くまでにはまだ至っていませんでした。玉子が入るくらいに、口をたてに開き、お腹から声を震わせてください。本気で取り組めば、必ず響き合う素晴らしい歌声ができます。指揮者、伴奏者、パートリーダーの皆さんは、どんな曲に仕上げたいか、曲想をつかみ、そのための強弱や声の伸ばすところをしっかり把握して、みんなに指導してください。みんなはどうすればいい合唱に仕上がるかを真剣に考え、前向きで建設的な意見を言い合いましょう。

 この音楽祭の目的は、「クラスのつながりを深め、合唱の楽しみを味わい、より良いクラスづくりを行う」ことです。声を響かせ、心も響き合わせましょう。

 二つ目は、ものすごく違和感を覚える言葉があります。合唱の響き合いとは反対に不協和音のように聞こえる言葉です。それは、なので、」という言葉です。「大切なことなので、もう一度言います。」「私は指揮者なので、みんなをまとめる指揮ができるか不安です。」という「なので」は何の違和感もありません。しかし、「なので、こう思います。」「なので、こうします。」のように文の最初に使われる「なので」には違和感があります。おそらくまちがった使い方だと思います。皆さんはどう思いますか。

(10月26日の話から)

 

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