読書のすすめ11 「ふるさと兵庫 魅力発見!」(兵庫県教育委員会 編集)

読書のすすめ11 「ふるさと兵庫 魅力発見!」(兵庫県教育委員会 編集)

 2018年県政150周年を迎え、兵庫県教育委員会は、「県内の中学生にふるさと兵庫をもっと知ってほしい」というメッセージを込め、「ふるさと兵庫 魅力発見!」の作成に取りかかりました。コンセプトは、兵庫の自然、産業、歴史や伝統文化などをテーマに五国(摂津・播磨・但馬・丹波・淡路)の特色を活かした内容で、中学生が自分の地域に誇りを持ち、兵庫の魅力を発見できる資料にすることでした。

 そのため、県内5つの地域から中学校の社会科教師が集められ、執筆することになりました。当初は一年で作成できるのだろうか、五国の魅力をまんべんなく紹介できるのだろうかと心配しましたが、いざ作成部会が始まると、さすが社会科教師と言える知識と情報量で、活発な意見が交わされました。また、大学の先生や専門家を集めた検討委員会からも、様々な意見や掲載の要望があり、質的にもかなり高い内容の資料集になりました。

 兵庫の古墳の数は、他府県を大きく引き離して全国一。

 会下山遺跡の銅製の矢じりから、発射装置のある弓を使った可能性が。

 杉原千畝よりも前にユダヤ人難民を救済した、南あわじ市出身の樋口季一郎。

 ゴルフ、マラソン、映画、ジャズ、水族館、8時間労働は神戸が発祥の地。

 また、丸山公園の世界一大きな地球儀時計、根日女の物語の玉丘古墳、国宝の一乗寺三重の塔、播州歌舞伎の起源は高室芝居など、加西市も紹介されています。

 2019年に中学1~3年生に配布され、2020年からは中学1年生に配布されます。教師や保護者にも兵庫の魅力を再発見できる内容です。

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